母指変形性CM関節症
母指変形性CM関節症:変形性指関節症について
母指…これは医学用語で親指のことです。
ヘバーデン結節やブシャール結節のように関節の変形や腫れが親指にでき、これが母指変形性CM関節症と呼ばれます。
母指の付け根付近に症状が表れます。
進行するとこの付近が膨らんできて母指が開きにくくなります。
母指の付け根の手首が痛いということもあります。
発症した部位によって名前が分けられていますが、これらは全て変形性関節症です。
変形性関節症は、膝や股関節などが変形する関節症は良く知られていますが、指にも起こる病気です。
母指はよく使う指ですので、この指に症状が表れるのもつらいことです。
何かをつまんだり、物を握ったりする動きがとくに不便でもあります。
おさえると痛かったり、指を軽くねじることでも痛みが生じます。
その症状は、進行性で母指の付け根の関節が膨らんできて、母指が開きにくくなる、関節が腫れて亜脱臼することもあります。
また母指の関節が曲がったり、反ったりと変形も進んでいきます。
他の指の関節症と同じように指の使いすぎや怪我が影響していることが原因と診断されることが多いようです。
また、産後や閉経後の女性に多いので、女性ホルモンの関係性も考えられるとの情報もありますが、未だはっきりとした原因はわかっていないようです。
通常治療では、痛み止めの服用、消炎鎮痛剤入りの貼り薬を貼る、サポーターやテープなどで親指の動きを制限して、指の痛みを和らげます。
それでも指の痛みが取れない場合は、痛み止めの消炎鎮痛剤、関節内注射などを行います。
この保存療法でも指の痛みが強く、亜脱臼や関節の変形などが見られる場合は、関節固定術、靱帯を再建する、切除関節形成術などの手術療法も治療法としてあります。
また、関節のケアのためによく、サプリメントが効果があるとされていますが、確かに軟骨の栄養素となるコラーゲンやヒアルロン酸などは年齢とともに減少していきます。ですがサプリメントの摂取には、単独で摂取しても効果がなく、組み合せることで効果があるなど少し奥深いものです。
また、効果がでるまでに時間がかかるということもあります。
ヘバーデン結節解消プログラムは変形性の母指CM関節症の治療にも効果があります。
同じ変形性指関節症だからです。
またどの変形性関節症も体のゆがみを正すことで、痛みなどの症状を改善することができます。
現在の症状を治すため、また今後の予防のために始めてみてはいかがでしょうか。
ヘバーデン結節に役立つ情報へ戻る