ヘバーデン結節と筋膜の関係
筋肉と筋膜の硬直が悪影響
人はゆがみがあると、身体のあちこちにコリや痛みが出てきます。
頭痛や腰痛、肩こりや膝の痛みなど慢性的な症状がそれです。
体のゆがみは、放置していると内臓の働きにまで悪い影響を与え、ホルモン分泌、免疫機能などにも大きな影響が出てきます。
ヘバーデン結節も内臓に負担がかかっていることが原因で、指の痛みや変形といった症状が出てくる病気です。症状は少しずつ進行し、長期に渡り悩まされることがあります。
ヘバーデン結節は、体のゆがみを正すことで内臓の負担が減り、改善することができる病気です。
これまでこの体のゆがみを正すには、筋肉のこわばりを取り除くことが大切だと紹介してきましたが、もう一つ大切なことがあります。
それが“筋膜”です。
筋膜とは、骨や筋肉、内臓、神経、血管などを覆い包んでいる膜のことです。
筋膜が硬くなると筋肉も硬くなり、骨も歪んでしまいます。
実際に施術を通して、何らかの病気を患っている人の体には、基本的に体のゆがみがあり、筋膜の硬直や弛緩というものの変化に病気特有な共通項が表れます。
例えば、背筋がまっすぐでも、筋膜の硬直があれば、左右の手足の長さが違ったり、骨盤の高さが違う、肩の高さが違う、目の大きさが違うなどの左右差が出てきます。
また外見の変化や見た目だけではなく、内臓を包んでいる筋膜が硬直すると内臓に関する問題も起こってくるのです。
そして、この筋膜が弛緩すると体のゆがみ、内臓の症状も改善してくるのです。
ですので、体の深層部にある筋肉(インナーマッスル)と、筋膜を同時に緩め、体のゆがみを取り除いていくことがより重要になります。
筋肉と筋膜の硬さがなくなれば、身体も歪みにくくなり、ヘバーデン結節の予防にも繋がります。
「筋膜」は最近ではその重要性が世界的にも注目されています。
ヘバーデン結節で悩んでいる方にやっていただきたいことは、筋膜・筋肉をほぐし、体のゆがみを取り除くことです。
ヘバーデン結節は良くなる病気です。
ひどくなる前に早めに原因となっているものを除去していきましょう。
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